子供の肘が抜けた
- 院長ブログ
久しぶりの投稿です。
今朝、過去にも肘内障で来院したことのある男の子がお母さんに
連れられ当院に来ました。
昨日、遊んでいた最中に肘が痛くなって当院ではなく
日曜日も診療しているという某整骨院さんで肘を整復してもらったが
痛みが取れず、月曜日の今朝に当院に来るハメになったみたいです。
お母さんに話を聞いたところ、昨日は当院が休みの為に違う整骨院で
お父さんが付き添い診てもらったとの事。
肘が抜けた場合整復は結構簡単な手技で出来、クリック音の確認後、
本人で手が挙上出来れば整復は成功したのが分かるのですが
そこの先生はクリック音は確認できてないが肘は入ったから大丈夫との
事で自宅に帰されたみたいです。
しかし、やはり肘がだらんとしていて曲げたり、挙上を嫌がっている
みたいなので連れて来たのだという話でした。
結論から言うと肘の整復が中途半端で整復しきれていなく
腕の挙上は可能なのだが肘が曲がらない状態でありました。
私も柔整師になりたての頃あった事ですが、痛がって子供が泣いたり
するので手技が中途半端になって失敗してしまい、後から大先生に
整復し直してもらって治った事や当院でも弟子が失敗した後に私が
整復した事を思い出しました。
今回の事で柔整師に質の低下に悲しく思いました。
最低限、骨折や亜脱臼、脱臼の診断、それと骨折は別として
習慣性の肩関節脱臼、顎や肘の脱臼の整復、この程度の事も
出来ない柔整師。
専門学校の乱立で整骨院は溢れんばかりに増えてきましたが
えらい時代になったのだなと思わされる出来事でした。