患者さんから教えてもらった事
- 院長ブログ
五十肩で来院されている70代の男性を施術していたのですが
肩も挙がらず、それに伴い脇の辺りも手を挙上した際にハリがある方なのです。
いつも肩周辺に重点をおき施術していて鍼をすれば1日位は楽になるわと
言われていた患者さんでしたが、今日は何時もより肩の可動域も痛みも楽に
なっていると言われるので何かされましたかと尋ねるとプールで一緒になっている
お友達から手すりを両手で掴み肘と背中が伸びる様後ろの引っ張ると肘が伸びるように
なるよって言われ、それを実践されたみたいです。
確かにこの方は姿勢も悪く特に痛い側の肘も完全には伸びない状態だったのですが
今日は肘がいつもより伸びるし肩の可動域、脇腹のハリも楽になっていたのです。
という事は肩が悪いのではなく、肘に問題があった訳です。
私は肩や首に重点をおき施術していましたが昔から痛みのある関節、その上下の
関節も診ないといけない事を怠っていたのです。
今回みたいな事は施術家として恥ずかしい事ですが改めて患者さんから
施術に関しヒントを貰う事があるんだなと感じた出来事でした。